2005年12月05日

福岡国際マラソン

この季節は『陸上メイン』のブログですので
当然、今日の福岡は取り上げます。

ネタバレがあるので、
レースレポ及び感想は追記部分に。
本文中は事前情報の方を。

参加選手としては
日本人は、藤田、国近ですね。
藤田が復活なるか、が注目のレースと言えるでしょう。
今年のびわ湖も走っていますが
「勝負出来る状態」ではまだなかったようで
どこまで戻ってきてるか
というのが鍵だったんですが。

寺田さんトコの事前記事
・選考レースでないからこそ“純”福岡が面白い
前日選手・指導者コメント
・日本人招待全選手マラソン全成績

日本人以外では
五輪連続メダルのワイナイナ、
世界選手権銀メダルのフリオ・レイ、
ケニアのビウォット辺りが注目。
大八木さんは「ビルハヌが不気味」だとか。


では、レースについて。

###
結論から言えば
「完調ではないにしろ
 少なくとも『戦える状態』までは
 藤田は戻ってきた」
って事ですね。
やっぱりね、
日本の男子マラソンで
本当の意味で「世界と戦える」選手って
数える程しか居ないって思うんです。
その数少ない一人だと思ってるんで・・・

レースですが
条件が非常に悪かったようです。
寒くて、雨が降ったり止んだり、
しかも時に突風が吹く。
なんで
最初の5キロのペースが15分47秒。
だけど
その後、ペースメーカーは焦ったのか
無理矢理ペースを上げていきます。
10キロから15キロの5キロが14分50秒
15キロから20キロの5キロが14分37秒
これでかなり消耗させられたようですね。

って事で、
徐々に集団の人数が減っていく
サバイバルレースに。
国近も中間点過ぎに遅れていきます。
30キロの折り返し付近では、
ペースメーカー2人以外は
藤田、フリオ・レイ、ビルハヌ、バラノフスキー
の4人に絞られます。

折り返し後の給水で前に出た
バラノフスキーがペースアップ。
藤田は反応はしたものの付いていく事ができません。
反応が遅れたビルハヌ、フリオ・レイが
藤田を抜いて追いかけますが
藤田はそれにも付けません。
フリオ・レイはバラノフスキーにも追いつきますが
35キロ手前で振り切られ
バラノフスキー、ビルハヌ、フリオ・レイ、藤田の順。

しかし、ここから藤田が粘りを見せます。
フリオ・レイとの差を徐々に詰め
追いつき、追い越し、さらに前を追います。
ただ、
この追い上げを上手くフリオ・レイに利用された
って感じでしたけどね。
後ろにフリオ・レイを引き連れながら
向かい風の中、ビルハヌもかわして2位まで上がります。
ただ
バラノフスキーのペースは落ちず、
フリオ・レイとの2位争いになりました。
向かい風の中、ずっと後ろに付かれて
最後、競技場手前でかわされて3位でした。

まぁ、2位争いについては、
追いついた時点で2位争いという意識なら
走りがまた違っていたと思うので、
これはしょうがないでしょう。
とりあえず
後半の粘りという持ち味は出せたのではないでしょうか。

寺田さんトコに試合後のインタビューが。
このインタビューが全てを物語ってますね。
つまり
調整は良かったけど結果には不満足って事で。

マラソンって、事前の準備で7割方
勝負が決まる訳で
一番良い準備ができたのがバラノフスキーだった
って事でしょう。
国近の状態を見ると、やっぱり藤田は
世界と戦える数少ない選手なんだって
改めて思いましたね。

福岡国際マラソン:藤田敦史が3位 優勝はバラノフスキー

しかしなぁ・・・
「5年ぶり」みたいな言い方してるけど
3年前の東亜で優勝してんですけどね。
(この時の東亜も条件が悪くて
 タイムは悪いんですが・・・
 なんか、なかった事にされてるみたいで。)


個人的には
藤田敦史というのは特別な選手なんで
応援していきたいですね。
もう「復活」とか、そういう次元で語る段階では
全くなくて
日本の有力選手の1人、藤田が
マラソンを走って3位だった、という事だと
思えば良いのではないかなって。
そう、考えたいです。
posted by めたか at 00:09| Comment(2) | TrackBack(2) | 陸上 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
とても詳細な記事!感動しました。

マラソンは日本女子のレベルが高すぎて、ときどき物足りなく感じてしまう日本男子勢ですが、この福岡は非常に見ごたえのあるレースだったと思います。
マラソンを見るとき、どうしても勝利を期待してしまうのです。
しかし、一人一人のレースの軌跡をたどって、その浮き沈みを、その努力の跡を見守るのも、とてもおもしろいと感じさせられるこの頃です。

ただ、むりやりドラマづくりをしたがるメディアには、うんざりですけどね(^^;

>「世界と戦える」選手

そういう選手が日本にいるんだと思うにつけ、とても誇らしく感じます(^o^)
Posted by おひら at 2005年12月05日 02:03
コメントありがとうございます。

そんな詳細ってほどでもなかったんですが(汗)
でも藤田は個人的に思い入れがありますので、
頑張って書きました。

今回は、藤田が終盤に意地を見せてくれて
ちょっと盛り上がりましたね。
あと、マラソンに限らず、
個人の浮き沈みのドラマを知ってると
より楽しめます、よねー。
ドラマ仕立て自体はかまわないんですが、
それが薄っぺらにならないようにして欲しい
ってのが個人的な希望ですね。
(要するに、もっと勉強しろって事ですわ。
 勉強不足を過剰な演出で誤摩化そうって意図が
 透けて見えるのがイヤなんです。)

世界と戦える選手って意味では
高岡もそうだと思っています。
ただ、やっぱり、まだまだ少ないですねー。
頑張れー、男子。
Posted by めたか at 2005年12月05日 07:04
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